2019年9月4日水曜日

クリスマスローズの交配の仕方、19.09.04

クリスマスローズの交配をしていらっしゃる方

たくさんおられると思います

今日は私が経験して気づいた

クリスマスローズの交配について書こうと思います



最近ホームセンターなどでバライティー豊かな

クリスマスローズの苗が沢山

出回るように成りました

ダブル、セミダブル、シングル

白、赤、ピンク、黄色、緑、ピコティー

ベイン、フラッシュ、スポット

こんな花達を交配してより面白い花を

作ってみたい

そんな方は多いと思います



実際交配してみてこんな経験をした方

多いと思います

「なんでこんな花になるんだ?」

例えば、ダブル白✖️ダブル赤を掛け合わせて

ダブルのグリーンが出たとか

ダブル白✖️ダブルピンクで

シングルのスポットになったとか

葉っぱばかりしげって花が咲かない株に成ったとか

何故でしょう?

それは最近のクリスマスローズは

複雑な遺伝子を持っているため

この様に予測出来ない花になる

思い通りに行かない事が多いのです

そう言う経験した方多いでしょう

それはそれで面白いかもしれませんが

よりスムーズに思い通りの

花を作りたい方に






クリスマスローズの交配の仕方

いくつかポイントをあげて見ようと思います

一、まず一つ目はメンデルの法則に従って
基本に忠実な交配をする

これは言うまでもなく基本ですよね

二、二つ目は分類、系統を見極めて同じ仲間どうし
交配する

分類、系統と言うのはどんなどんな原種が
ベースに成っているかなのですが
葉っぱを見てください
オリエンタリスの葉っぱなのか
トルカータスの葉っぱなのか

オリエンタリスでもグッタータスなのか
アブチャシクスなのか

三、三つ目は原種は出来れば持って
いたい

市場に多く出回っているのは
トルカータス系
オリエンタリスグッタータス系
オリエンタリスアブチャシクス系

この3つは持っていたい原種だと思います
何故かと言うと

綺麗な品種を作ろうと思ったら
必ずその原種のクオリティーを100パーセント
引き継ぐ必要がありその原種中心に品種を作る必要があるためです

あと綺麗なF1を作ろうと思ったら
原種は欠かせません

最近多いのはデュメトラムがベースになって作られている
小型の交配種、横山園芸さんのプチドールなんかが有名ですよね




ざっくり話しましたが

こんな感じです



最近本当に多種多様なクリスマスローズが

ホームセンターなどでお求めやすい値段で

手には入る様になりました

ただ一つ残念に思うのは花形ばかり追いかけた

せいなのか株全体、葉っぱ、茎、根っこ

と言った全体のトータルバランスが

非常に悪い交配種が多い

そこで原種が必要不可欠なのです

原種を用いて本来の生体バランスを回復

してやる事が重要になると

思います




0 件のコメント:

コメントを投稿